赤ちゃんは、食事のリズムができていないと食べない
大人と同じく、実は赤ちゃんにも、体の中に体内時計が存在するということがわかっています。
ですので、朝昼晩の体内のリズムと食事のリズムが合っていないという事が、食事を食べない原因でもあるのです。
離乳食を始める時に、まずは、毎日同じ時間に食事を与えるようにして、食事の時間のリズムを体に覚えさせます。
また、食事の時間にお腹いっぱいでは食事を食べられませんので、食前には、ミルクや母乳などをあげないようにしましょう。
また、おやつをあげすぎるのも禁物です。
おやつが消化しきれていないと、もちろん食事がお腹に入りません。
一番ベストなのは、食事前には、おなかをペコペコの状態にしてあげることです。
おやつも、次の食事のことを頭に入れ、時間や量を考えて調節するようにします。
そうすると、とってもお腹のすいた食事の時間には、離乳食をよく食べますし、とにかく何か食べたいと思っているので、好き嫌いなどもしにくい傾向があるようです。
まだまだ胃袋が小さいので、食べ物をいつもより少し多めにあげただけでも、その後の食事に影響を及ぼしたりしてしまいます。
体内の食事のリズムをつける時期は、いつもより少し食事の量に気を使ってみると良いかもしれません.。
赤ちゃんは、口の中に強い刺激があると食べない
赤ちゃんは、なんでも口の中に入れます。
口の中に入れて、そのものの形や硬さ、質や温度などを感じ取っているのです。
口の中は、いわば脳に直接刺激を与える場所と言っても過言ではありません。
離乳食用のスプーンやフォーク、金属製の物を使っていませんか?金属製の物は、冬場は特に、とっても冷たくなります。
食事の時、口に冷たいスプーンの刺激があると、それが刺激になり、食べない子もいるのです。
ですので一度、唇や手につけて、スプーンを温めてからあげてみましょう。
また、一度にたくさんの量の離乳食を口に入れることで、警戒してしまう場合もあります。
最初はほんの少し、味見程度に口の中にいれてあげましょう。
苦手な味がある場合、反応を見て、調理法を工夫するようにします。
すりおろしたり細かく刻んで何かに混ぜたりします。
時には、甘みの少ないタイプのヨーグルトなどと混ぜてしまうのもよいかもしれません。
大きすぎたり、硬すぎたり、冷たすぎたり、熱すぎたりといったことも、口の中に大きな刺激を与えてしまうので、その都度反応を見てあげましょう。
何度か食事をする度に、だんだんと好みがわかってくるかと思います。
そうなれば、離乳食作り自体も楽になるでしょう.。
赤ちゃんは、食事の時間が楽しくないと食べない
赤ちゃんは、とっても好奇心旺盛です。
ちょっとしたことでも、楽しいと、ずっと同じことをします。
そして反対に、興味のないことには、とことん関心がありません。
では、食事の時間はどうでしょうか。
食事の時間を、楽しい時間にしてあげられていますか?まずはお母さんの気持ちについてですが、汚れるのが嫌だな。
などと、神経質になっていませんか?お母さんの精神状態は、子どもにはすぐ伝わるといいます。
お母さんが神経質になってしまうと、その雰囲気が伝染して伝わってしまい、それが食事を食べない原因になっている場合があります。
大きめのエプロンか汚れてもいい服を用意し、床にはレジャーシートや新聞紙を敷いて、掃除がらくになるような工夫をしましょう。
お母さんも楽しい気持ちで食事をすれば、楽しい気持ちが伝染します。
そして食事中は、一品食べられたら、その都度褒めてあげましょう。
お母さんに褒められることで、励みになり、自信にもつながります。
優しい声かけがあれば、食事は楽しいと、頭にインプットされます。
一食につき一品、好きなものを用意するのも大事です。
これは、食事をするうえでの励みにもなりますし、もし苦手なものがあれば、工夫して好きなものに混ぜ、隠すこともできます。