赤ちゃんの眠りのメカニズムについて
大人の様に赤ちゃんにも眠りに個人差はあり、睡眠時間が長い子や短い子など色々な子がいます。
大体は生後2~3ヶ月で夜にまとまった睡眠をとるようになると言われてますが、もちろん全く寝てくれない子もいるのです。
夜中に目を覚ます原因は様々ですが、お腹が減った事やおむつの不快感、不安感などが挙げられます。
また産まれたばかりで時間感覚が十分ではないため、体内時計のリズムもバラバラなのです。
そのため浅い睡眠と深い睡眠を大人より短いペースでとっているため、大人よりも目覚めやすいとされています。
そもそも大人よりも睡眠の深さが非常に浅く、深く眠っている時でさえも大人の半分程の睡眠になります。
成長して行くに連れ夜中に目を覚ます事は少なくなり、一歳では極端に減っていきます。
これも個人の成長のペースによりますが、子供が大人と同じ様な睡眠の質になるのは五歳ほどからだと言われています。
そのため眠ってくれないからといって深く悩む必要はなく、成長と共に次第に落ち着いていくのです。
しかし毎日泣かれ、親の睡眠時間が少なくなるのも昼間の育児や家事に影響してしまうため辛いものです。
毎日起きて無理をするのではなく、簡単に寝かしつける方法を身につける事も重要です.。
赤ちゃんを寝かしつける時の注意点
寝てくれない、それは赤ちゃんの問題だけではなく、寝る前に行っている行動に問題がある場合があります。
寝る前にテレビを見せたり、明るい光を浴びたりすると大人同様に神経が高ぶってしまい、眠りを妨げる原因になる場合があります。
寝かしつける前にはなるべくテレビや電子機器の光には触れさせず、落ち着かせてから寝さるのが良いです。
またテレビだけではなく携帯電話の画面のライトや着信音も眠りを妨げる原因になるため、寝る前に遊んだり触れさせる事は極力控えなければなりません。
睡眠リズムを決めてあげる事も重要とされており、起きる時間やお昼寝の時間を決めてあげる事により、よるにぐっすり寝てくれる場合もあります。
夕方まで寝かせたり、夕方からお昼寝をさせてしまうと夜に眠たくなくなり寝てくれないため、お昼寝は午後三時前に何時間か決めて寝させるのが重要です。
またお出かけや遊びは眠りにとって大切な役割をはたします。
少し外に出て周りの風景を見るだけでも刺激になり、見るだけで疲れるのです。
ハイハイや立つ事ができる可能になったら子供に無理のない程度に遊ばせてあげる事が重要です。
適度に運動させ、程よく疲れる事により、夜にすんなり寝てくれる場合もあります.。
なかなか寝てくれない赤ちゃんには
色々気をつけてみてもやっぱりなかなか寝てくれない赤ちゃんもいます。
その場合は落ち着いて、安心して眠ってもらう事が大切です。
簡単な方法では単調なリズムでトーンを変えずに話しかけるという方法があります。
できるだけ抑揚がなく、単調に話しかけてあげると、段々と眠くなってきます。
その時に絵本を使用するのも良いです。
絵本を単調なリズムで読んであげれば、絵本=寝る時間という感覚を覚えさせる事ができます。
またその時に一定のリズムでトントンしてあげるのも効果的です。
またいつも使っているタオルやブランケットで包んであげるのも有効的です。
温もりから安心して眠るというのもありますし、長時間抱っこして寝かしつける必要がなくなります。
しかしこれに慣れてしまうと毎回同じタオルでなければ寝れなくなってしまうため、適度に使ってあげるようにします。
産まれたばかりで手足が上手くコントロールできないため、自分の動きで起きてしまう場合にはタオルや抱っこして手足の動きを抑制してあげると寝てくれる事があります。
また抱っこしたまま、ゆらゆら揺らしてあげるのも良いです。
ゆっくり、一定のリズムで揺らしてあげると寝てくれる事があります。
難しいですが、焦らず、気長にリラックスして行う事で、親子共にぐっすり眠る事ができます。