夜泣きとは、夜中に泣く事じゃない
夜泣きと聞けば、「深夜に赤ちゃんが泣く事」と考えてしまいますが、これは正解ではありません。
夜泣きとは『原因が無いのに、突然泣き出す事』を言います。
夜泣きの原因は分かっていない
しかし夜泣き自体は赤ちゃんに害がなく、1才半ごろで自然に収まるため、夜泣きがおきるメカニズムの研究は進んでいません。
赤ちゃんの夜泣きを止める方法
同じ方法を繰り返すと、赤ちゃんが刺激に慣れて効果が半減してしまいます。
色々な方法をローテーションさせて、慣れさせない工夫が必要です。
赤ちゃんを泣きやませる『音』は、無料アプリが揃っていますので、ダウンロードして試してみるもの良いでしょう。
- 授乳する
- オムツを替える
- 部屋の明かりを消す
- 裸にする
- 抱く
- スプーンで背骨をなぞる
- ドライヤーをあてる
- 耳元でビニール袋をこすり合わせる
- テレビの砂嵐の音を聞かせる
- 上下にうごかす
- ドライブ
- 外の空気を吸わせる
- 起こす
空腹や喉の渇きを同時にフォローするとともに、赤ちゃんが安心する最も効果が期待できる方法。
添い乳はお母さんの負担も少ないので、覚えておいて損はありません。
実際のところ、最近のオムツは濡れていても不快にならないよう進化しており、気持ち悪くて泣くという事は少ないかもしれません。
しかし、オムツを替える事で気分転換になり、すっきりして泣き止みます。
豆電球の小さな光にも反応する赤ちゃん。外からの光を防ぐには遮光カーテンが有効です。
また、暗がりを怖がって泣く場合、寝るまでは豆電球をつけ、寝たら消すようにしましょう。
そうする事で、徐々に暗い部屋を怖がらなくなります。
肌着が気持ち悪い、チクチクすることで泣いている時に特に有効な方法。
暑かったり布団が重い時も、この方法で泣き止んでくれます。
泣き止ませの基本。優しく抱き上げ、心臓の音を聞かせてあげてください。
その時、背中を丸ませるようにすると、子宮の中にいた時の体勢に近く安心します。
ティースプーンを使い、交感神経の集中している優しくなでていきます。
器具で刺激を与える事は、針を使わない『小児はり』でもよく行われる方法です。
小児はりでいえば、ドライヤーの熱は「お灸」の代わりになります。
また、ドライヤーの音が、赤ちゃんがお腹で聞いていたママの血流音に似ており安心するとも考えられています。
ただし、近づけすぎて火傷させないように注意が必要です。
ビニールのガサガサする音が、体内の血流音を思い出させます。
番組が終わった後に流れている、砂嵐のザーっという音も血液が流れる音と似ています。
一定のリズムで『高さ』が変わると、落ち着く赤ちゃんも多いようです。
方法としては、「スクワット」「階段の上り下り」など、ちょっと肉体的にハードになりがち。
ダイエット感覚で楽しむのもいいですが、赤ちゃんを抱いたまま、バランスボールに座って上下に弾むのは意外と楽な方法です
夜泣きのアンケートで必ず上位にくる確実性の高い方法。
車の音や振動。環境が変わる事が泣き止む原因と思われます。
ただし、街灯が明るすぎる場所や、交通量が多い場所は刺激が強すぎるので避けた方が良いでしょう。
夜中に泣き出すと、周りの事を考えて外には連れ出しにくいと考える人も多いと思います。
しかし、外気に触れされる事は、赤ちゃんの気分転換になります。
一見、目を開けて起きているように見えても、赤ちゃんは寝ているという事があります。
いつまでもぐずる時は、一度電気も全部つけて、赤ちゃんを起こしてあげます。
起きたら少し遊ばせて、落ち着いたらもう一度寝かしつけると良いでしょう。
『睡眠表』で夜泣きのペースを探る
どんなに怖いホラー映画でも、お化けの出てくるタイミングが分かっていれば恐怖は半減以下。
同じように、いつ来るか分からない夜泣きをずっと身構えているから、不安になりつらいのです。
そこで、赤ちゃんが「夜泣きを起こした時間」「寝かせた方法」「寝た時間」を毎日記録します。
そうする事で、夜泣きのタイミングが分かり、心構えができる事でしょう。
また、全然寝ていないように感じても、睡眠時間をまとめてみると、意外と寝ている事に気が付くはずです。
開き直る事も重要
夜泣きを止める方法は、ここで紹介した以外にもいろいろな方法があります。
しかし、はっきりした原因が分かっていないので、どれが効果があるかは試してみるまで分かりません。
原因が分からないのだから、「どうして夜泣きをするのだろう」と悩むだけムダ。
夜泣きでイライラすると、そのストレスは赤ちゃんにも伝わり余計に夜泣きを誘発する事も考えられます。
いっそ「泣いてもいい」と開き直る事が大切です。
赤ちゃんだって、ママが悩んでいる姿を見たいとは思っていないはずです。