『げっぷ』をしなくても病気にはなりません
この記事に興味をもってくれた人は、赤ちゃんを上手にげっぷさせられない自分に悩んでいたり、その事で、子供が病気にならないかと不安に感じているのではないでしょうか?
まず結論から言うと、『げっぷをしなくても病気にはなりません』
赤ちゃんにげっぷが必要な理由
それでは、なぜげっぷが必要なのかというと、主な理由は下の二つ。- 空気と一緒にミルクを吐き出す。
- 空気がお腹を圧迫して、気持ちわるい。
たったこれだけ。 新生児にとってミルクを吐くのは生理現象の1つ。げっぷをしても吐く時は吐きます。 乱暴に言えばうんちやおしっこと同じ事ですね。
また「お腹が気持ち悪い」と赤ちゃんが泣けば、お母さんは困ってしまいますよね。 しかし逆に考えると、『赤ちゃんが気持ち悪いと感じてなければ、げっぷをしなくても大丈夫』という事です。
つまり、ミルクの後で1回や2回、げっぷが出ないからと言って、気にする必要はありません。
赤ちゃんを上手にげっぷさせる方法
げっぷの正体は、ミルクと一緒に飲み込んだ空気のかたまり。
空気は下から上へと上がっていきますので、その通り道を作ってあげるのが、げっぷをさせるコツです。
- お母さんは、ソファに少し浅めに座ります。 背もたれとの隙間で、体の角度を調整します。赤ちゃんのげっぷの出やすい角度を探しましょう。
- 赤ちゃんを肩にもたれ掛らせるように、縦抱きにします。 げっぷと一緒にミルクがこぼれる事もあるので、肩にタオルを乗せておくといいでしょう。
- 赤ちゃんの胸が、お母さんの肩に乗るまで、ぐっと押し上げます。 この時、赤ちゃんを横向きにして、口や鼻がふさがらないようにします。 背中がちょっと丸くなるくらいがベスト
- 背中を胃の辺りから首の後ろまでをさすります。 必ず下から上へ。溜まった空気を押し上げていくイメージで。叩いても大丈夫ですが、体が緊張して余計にげっぷが出ない事もあります。
- 時間は5分。 お母さんも赤ちゃんも疲れてしまうので、やり過ぎは禁物です。
それでもげっぷが出ない時は、諦める
出ない時は、何をしたってでないのですから、諦めて寝かせましょう。
横にする事で、空気が動いて、かってにげっぷをする事もあります。
げっぷの代わりに、おならをする子もいます。
寝かせる時は、右側を下にしてあげる
まっすぐ寝かせると、もしげっぷと一緒にミルクを吐いた時、気管に入る可能性があります。 背中に丸めたタオルや傾斜のついた枕を入れて、赤ちゃんの右側が下になるよう、横向きで寝かせてあげましょう。 胃が腸へとつながる出口が右側にあるため、右下にする事でスムーズに消化することができます。
一番の問題はげっぷじゃなくママのストレス
げっぷが出なくても病気にはなりません。 「吐くのは生理現象」と、少し気楽に構えましょう。
母親の状態を敏感に感じとる赤ちゃんにとって、げっぷが出るかどうかよりも、ストレスでピリピリしている母親を見ている方がよっぽどつらいはずです。
げっぷの時期はあっという間に過ぎていく
げっぷが必要なのは首が座るまでの間。早い子で3か月。平均して5~6ヶ月頃には終わってしまいます。
つまり赤ちゃんにげっぷをさせてあげる回数なんて、たったの500回前後。短い人では270回程度しかないんです。
この短いイベントを楽しまないのは損というもの。 気負わずに、ストレスにならない程度に頑張っていきましょう。