クセになる前に止めておきたい?赤ちゃんの指しゃぶり治すためには?|ママワザBOOK

  • 未経験OKのフリーライター求人
2016年8月5日
クセになる前に止めておきたい?赤ちゃんの指しゃぶり治すためには?

赤ちゃんの指しゃぶり、赤ちゃんに悪影響もあると言われていて、お母さんとしては心配ですよね。しかし、赤ちゃんにとって指しゃぶりは重要な行動なのです。大事なのは、指しゃぶりの卒業時期なのです。

Webライター、脚本家
  

指しゃぶりは赤ちゃん特有の仕草

指しゃぶりをする赤ちゃん

赤ちゃんらしい仕草の一つとして指しゃぶりが挙げられます。可愛らしい仕草なので、指しゃぶりをしている赤ちゃんを微笑ましく感じる方も多いですよね。しかし、この指しゃぶり、赤ちゃんに悪影響がでるのでは?という噂もあったりして、お母さんとしてはさせていいものなのか。また、どれくらいまで指しゃぶりはさせてよいものか、と悩むこともあります。

指しゃぶりは本能的なもの

赤ちゃんは生まれる前、お母さんのお腹にいる頃から指しゃぶりをしています。そのため、赤ちゃんは自我が目覚める前から本能的に指しゃぶりをしているということです。これは吸啜反射と呼ばれる反射で、赤ちゃんが母乳やミルクを飲むために必要な本能なのです。赤ちゃんはこの吸啜反射があるために、何も教えなくても自らおっぱいを飲もうとすることができます。

だからこそ、赤ちゃんが指しゃぶりをすることは悪いことではないのです。しかし、指しゃぶりには様々なメリットがある反面、デメリットが存在するのも事実です。そのため、赤ちゃんのためにも指しゃぶりにおいて気をつけるべき点を、お母さんが把握しておいてあげましょう。

赤ちゃんの指しゃぶりをやめさせてはいけない時期

自分の指をほうばる赤ちゃん

生後2~3ヶ月くらいの頃から、赤ちゃんは指しゃぶりをしはじめます。しかし、この頃の赤ちゃんは指を認識していません。ただ動く指を「これはなんだろう?」と好奇心をもって、指をしゃぶって感触を確かめようとしています。このように、指しゃぶりは赤ちゃんにとって、初めての学びの場であり、遊びでもあります。そのため、この時期の指しゃぶりは無理に止めてはいけません。さらに、最初のうちは指をしゃぶっていた赤ちゃんもだんだんとしゃぶる範囲を広げて、足の指をしゃぶるようになります。お母さんとしては足の指をしゃぶらせるのは、やめさせたいところだと思いますが、これは自分の体の範囲を赤ちゃんが認識するための大切な行為なので、温かく見守ってあげてください。

指しゃぶり、衛生面が気になる場合

しかし、親心としてはもしかすると手が汚れている状態で指しゃぶりをして、赤ちゃんがお腹を壊してしまわないだろうか、と心配ですよね。赤ちゃんが指しゃぶりをする際に、衛生面が気になる場合は手をこまめにウェットティッシュなどでぬぐってあげるようにしましょう。

指しゃぶり、卒業の目処は歯が生え始める頃

親指をしゃぶる幼児

赤ちゃんの指しゃぶりの一番大きなデメリットは、歯並びに影響がでてしまうことです。実際に歯並びに影響が出るのは、赤ちゃんに乳歯が生え始めてからなので、まだ歯の生えていない赤ちゃんならば心配する必要はありません。ただし、乳歯がある程度生えそろってくる時期まで指しゃぶりをしていると、かみ合わせに不具合が出る場合もあります。そのため、指しゃぶりは赤ちゃんの歯が生えそろい始める1歳半~2歳を目処に卒業するようにしましょう。この時期に指しゃぶりをやめられていれば、多少歯の並びが悪くても後々、歯並びは矯正されていきます。

指しゃぶりを止めさせるには?

指しゃぶりは、赤ちゃんにとって本能的なもので、不安をやわらげるものであったり、寂しさを表現する手段であったりします。そういった、赤ちゃんの自然な心の動きからくる仕草を無理やり止めようとすると、赤ちゃんはストレスから余計に指しゃぶりをしてしまったりと、悪化させてしまうこともあります。そのため、指をしゃぶっているからと言って、叱ったり、怒ったりしないようにしましょう。

指しゃぶりをやめさせるコツは、赤ちゃんの意識を意図的に指をしゃぶるという行為からさりげなく遠ざけるということです。例えば、両手を使うような遊びへとお母さんがさそってあげたり、赤ちゃんが指をしゃぶっているときに、お母さんが両手を握ってあげて手遊びをしてあげたりしましょう。指しゃぶり以外にも楽しいことがたくさんあるんだ、と赤ちゃんが理解していけば、自然と指しゃぶりは治まっていきます。

気持ちに余裕を持って

赤ちゃんの指しゃぶりは、本能的なものです。さらに、赤ちゃんにとっては一番最初の遊びなので大事なものなのです。そのため、無理やり止めるということは赤ちゃんにとっても悪影響になってしまいます。指しゃぶりは、歯が生えるくらいまでに卒業できるようにしておこうと、お母さんがあらかじめ決めておいて、気持ちに余裕を持ってやめさせていけると良いですね。

出典:
http://192abc.com/10432
https://akachanikuji.com/yubishaburi

著者:草道 花

Webライター、脚本家
アイコン
美容から生活、サブカルチャーまでなんでも詳しいのが自慢、最近の悩みは正月食べ過ぎてダイエットに失敗してしまったこと、ダイエットのコンテンツを執筆しながら、自分でも実践するつもりです。