赤ちゃんが寝付いてくれない・・・
赤ちゃんが寝付いてくれないで困っているお母さんは多いと思います。夜、赤ちゃんがちゃんと寝てくれないと、お母さんもだんだん消耗してきて辛いですよね。でも、どうしたら赤ちゃんが夜にぐっすり寝てくれるんでしょう?
「あんた夜泣きほとんどしなかったわよ」
赤ちゃんの夜泣きについて、私も子育ての先輩である自分の母親に話を聞いてみました。すると、驚くことに母親の回答は「あんたは夜泣きをほとんどしなかった」というものでした。え、なんで?私ってそんなに手のかからない赤ちゃんだったんでしょうか?と首をひねっていると、母の口から驚くべき言葉が出てきました。
「なるべく昼に遊ばせて寝かせないようにして、夜ちゃんと寝るようにしてたもの」
えー!?そんな方法ってありですか!?
赤ちゃんは寝るのと泣くのが仕事のようなもの。だから、昼間だって寝ていたほうがいいんじゃない?と思いがちです。だけど、赤ちゃんにもちゃんと生活リズムというものがあるそうです。
そして、その生活リズムは大人と一緒で、朝と昼は起きていて(もちろんお昼寝などの適度な睡眠は必要ですよ!)、夜に長時間の睡眠をとる必要があるそう。そして、この赤ちゃんの生活リズムの乱れにこそ、夜泣きの原因があるのかもしれません。
意外!日本の赤ちゃんのほとんどが寝不足だった!
ある調査によると、ヨーロッパの生後4ヶ月前後の赤ちゃんの5割は、連続した7時間以上の睡眠をとれているそうです。それに比べると、日本の赤ちゃんで7時間以上連続して眠れている割合は、たったの2割なんだそうです。だけど、どうして日本とヨーロッパで、ここまで差が出てしまっているのでしょう?
夜中のおむつ換えはしてはいけない
実は、ヨーロッパのお母さんは、赤ちゃんの夜中のおむつ換えをあまりしないそうです。それに比べると、日本のお母さんは夜中に起きて、かいがいしく赤ちゃんのおむつ換えなどをしているイメージがあります。
しかし、夜中におむつ換えをするということは、深い眠りについている状態の赤ちゃんを起こしてしまう、というデメリットも抱えています。一度起こされると、再び深い眠りに就くのは難しく、浅い眠りのまま寝不足になってしまいます。
そして、その寝不足によって、昼間もずっと寝てしまい、おむつ換えによって夜中に起こされて、また寝不足に・・・という悪循環に陥っている場合も考えられます。
赤ちゃんの成長にとって睡眠は重要なことです。赤ちゃんは眠ることで昼間の出来事を思い出して学習します。また、睡眠は成長ホルモンの分泌を促してくれます。しかし、これらの重要な要素はあくまで、赤ちゃんがぐっすりと眠ることが大前提なのです。
また、最近の紙おむつは性能が向上しているので、夜中のおむつ換えが必ずしも必要であるとは、一概には言えないそうです。赤ちゃんの肌の様子と相談しつつ、夜泣きがひどいと悩んでいる方は夜中のおむつ換えを一度見直してみても良いかもしれません。
赤ちゃんが目を覚ましてもすぐに構わない
夜中に赤ちゃんが目を覚ましてぐずってしまう場合もあります。しかし、すぐに構わないようにしてしばらく様子を見るようにしましょう。このとき、赤ちゃんが目を覚ましているように見えても、実は眠りが浅くなっているだけで、そっとしておくと再び眠りに落ちる場合があります。
そういったときに赤ちゃんを起こしてしまうと、赤ちゃんの寝不足に繋がってしまうそうです。数分間様子を見てみて、泣き止まないようならお腹が空いている可能性があるので、授乳などをしてあげましょう。
寝る環境を整えてあげる
赤ちゃんを上手に寝かしつけるためには、安心して寝られる環境を整えてあげましょう。
例えば、朝にちゃんと起き、日中は活発に遊ばせて、夜に寝かせる、と言う規則正しい生活リズムを作ってあげることも重要なポイントになります。
また、寝る前におっぱいとたっぷりと与えてあげて、夜中にお腹が空かないようにしてあげます。
そして、寝る前に子守唄を歌ってあげる、絵本を読んであげる、おやすみの挨拶をする、などといったことを日課とする「入眠儀式」を行い、今から寝るんだよ、という習慣をつけてあげることも効果的です。
出典:
http://allabout.co.jp/gm/gc/184660/