褒める子育てで、お互いがハッピーに!
「これをしてはダメ!」「早くしないとダメでしょ!」
小さい頃、親にそうやって叱られた経験がある人も多いでしょう。
毎日のようにそれが続くと、叱られている子供だけでなく、親のほうだって、良い気分はしないはず。
お互いにストレスが溜まっていく一方…。
そんな状況になってしまわないためには、厳しく叱るばかりではなく、褒めることも重要なポイントになります。
褒めることが良い効果を生むというのは医学的にも証明されていて「褒められると、脳からヤル気ホルモンが分泌され、積極性やパワーを生み出す」と考えられています。
いずれにしてもケースバイケースで、“叱る”と“褒める”のバランスを考える必要がありますね。
上手に褒めるコツは?
子供も親もできるだけストレスを感じなくて済む子育てのために、まずは褒めることを覚えましょう。
日本人は、相手を褒めることが苦手(または下手)と言われることがありますが、上手に褒めるにはタイミングが大切です。
少なくても1日に1回は、褒めるようにしましょう。
これは、子供と親の絆を深めることにも繋がっていきます。
1. タイミングよく、スキンシップを取りながら!
子供がやったことの結果だけを見るのではなくて、その過程や努力をきちんと見てあげなければいけません。
また、抱きしめる、頭をなでる、ハイタッチをするなど、スキンシップを取りながら一緒に喜ぶと◎!
子供も親の嬉しそうな様子を見ると、さらにテンションが上がって良い気分になりますからね。
言葉やスキンシップによって褒めることのほかに、ある程度字が読める年齢の子供には手紙も効果的。
例えば、お手伝いなどをしてくれたら、感謝の気持ちを手紙に書いて渡すと喜ぶでしょう。
2. 子供の目線に合わせて、目を見ながら!
家事をやりながらではなく、さらっと「ありがとう」だけを伝えるときでも、ちゃんとかがんで子供の目線に合わせて、目を見ながら言うようにしましょう。
そうすることで、子供は自分のことをしっかり見てくれているんだと感じ、安心します。
3. 他の子供と比べない
「○○ちゃんより上手にできたね~!」などと、他の子供と比べてはいけません。
その子も自分の子も、個々それぞれなので、そもそも比較はできないのです。
褒めることに慣れていない親は言ってしまいがちなので、気をつけるようにしましょう。
また同じように、兄弟(姉妹)とも比べないほうが良いですね。
4. 当たり前のことでも褒める
“毎日のあいさつ”や“ご飯を全部食べたこと”など、そんなの当たり前でしょ?と思うようなことも、意識して褒めることをオススメします。
何か特別良いことをしたときに…というのではなく、普段やっている当たり前のことを褒められても、それはそれで嬉しいものです。
否定的なことは極力言わないように!
冒頭のほうでも述べたように、子育ては“叱る”と“褒める”バランスを調整していく必要があります。
もちろん、やってはいけないことをしてしまった際には、きちんと叱らなければなりませんが、「これはダメ!」「どうしてもっと早くできないの?」というように、否定的なことばかりを言うのは×。
そのような育て方をされた子供は、何の好奇心や自発性もない、親の言うことにしか行動できないロボットのような感じになってしまいます。
子供が色んなことに興味を持ちながら、のびのびと成長していけるような子育てをしていきましょう。
親も子供と共に成長していくようなつもりで、一緒にいる時間を楽しめるような工夫をしたいですね。