おもらしは不快という感覚を覚えてもらう
最近の紙おむつは高性能です。
おしっこやうんちの不快感なんてなかなか感じ取れなくなっています。
お母さん方もこまめにおむつをチェックし、とりかえてあげているのですから、なおさら不快感とは縁遠い生活を赤ちゃんたちはおくってきています。
そこでまず、おしっこがもれている不快さを実体験させてあげましょう。
どこにもお出かけしない1日が確保できたら、濡れて汚れてもいい状態のお部屋に片づけて、布パンツの登場です。
なるべく薄手のものがいいでしょう。
布パンツだけで1日過ごさせてみてください。
じっと観察していたらおしっこが出ちゃったとき、または出る前の様子がよくわかります。
固まってしまって動けない子、あーあ、とすぐに不快を訴える子など様々ですが、その子独特のサインがあるはずです。
とにかく完全に濡れることを体験させてあげます。
このときに、「おしっこでたね」「びしゃびしゃ気持ち悪いね」「おトイレに行こうね」など声掛けをしてみてください。
だれだって冷たく濡れた布を身に着けているのは不快ですから、だんだんと不快を取り除いてくれる母親にお知らせしてくれるようになります。
お母さん自身も子供の排泄の間隔をつかみやすいです。
トイレトレーニングというよりはおもらしトレーニングといったほうがいいですね.。
おまるやトイレは排泄の場所だと覚えてもらう
おもらしトレーニングが順調に進んだら次は(トイレ)に座るという行為です。
いままでおむつの中で好き放題してきた赤ちゃんにとって、排泄専用の場所があるだなんて到底理解できないことでしょう。
徐々にでいいのでそれ専用の場所があるのだと認識させてあげること、これがトイレトレーニングです。
パンツを汚してしまった後でもかまいません。
専用の場所(おまるでもおトイレでも)に誘導することによっておしっこをすることとトイレがセット関係にあるとわかります。
おもらしトレーニングで感じ取ったその子独自のサインがあったり、起床直後や食事の後にトイレに座らせてみましょう。
絵本やおもちゃなどを持ち込んで飽きさせないようにすれば長時間座っていられます。
TVの前におまるをセットし、TVをみながらのながら座りをしてもかまいません。
一度でも成功すれば素晴らしいことですので、大いに褒めてあげましょう。
そして汚れなかった布パンツをうやうやしくはかせてあげるのです。
パンツがぬれる不快感を知っていると、汚さなくて済んだことが本当にうれしく、そして誇らしく感じるものです。
トイレでおしっこをする=パンツが汚れない。
これを繰り返せばかならずトイレの用途が理解できます.。
お母さんのイライラが最大の敵になる
いきなり布パンツにしてしまうと洗濯物も増えるし、自由に外出もできない。
お部屋が汚れて雑巾がけの日々ですね。
でもトイレトレーニングにはお母さんのイライラが最大の敵になるのです。
まずは自分自身の負担を減らしていきましょう。
トレーニング中はどうせ外出もあまりできませんので、家にいるときは洗濯物を増やさないように下半身は布パンツ1枚で過ごさせましょう。
安価な布パンツを大量に購入しておくのもよいでしょう。
これで洗濯の煩わしさからは解放されます。
次にトレーニングの場所を1か所に絞ることです。
たとえばリビングならカーペットを取り払いソファーなどを避難させ、和室ならばふき取り可能なラグなどを敷くといいですね。
汚れることはどうしても避けられませんから、汚れてもいい工夫をしていきます。
おもらしトレーニングをするのはお母さんのイライラのポイントを変える目的もあります。
漏れてもいいのです、逆に漏らしてもらっているんです。
おしっこが漏れてしまったらお母さんに叱られてしまう、だからトイレに行く、ではなかなかトレーニングは進みませんし、最悪赤ちゃんはおしっこをすることがいけないことだと感じてしまいます。
漏れたら不快、だからトイレに行く。
イライラしないで笑顔でおもらしトレーニングしましょう。