【育児ノイローゼ】虐待に陥らない子育てストレスとの付き合い方|ママワザBOOK

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2012年10月19日
【育児ノイローゼ】虐待に陥らない子育てストレスとの付き合い方

育児に関わるほとんどの人が経験する“育児ストレス”が積み重なると誰にでも“育児ノイローゼ”になってしまう可能性があります。聞いたことはあっても予備知識がないと、いとも簡単に修羅場を迎えてしまうかも…。

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。…
  

育児ノイローゼは他人事では無い?!誰もが感じる初期段階【育児ストレス】

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ずっといろいろと我慢してきたり何かを一生懸命に頑張ってくると、ふとある時、もう疲れ切ってしまって、自分で心や行動をコントロールできなくなってしまうほどボロボロになってしまっていた…。
子育てを経験するママなら誰しもが心配する“育児ノイローゼ”。

慢性的で強い育児ストレスを抱えていると、やがてそれは育児ノイローゼへと発展し、大切なはずの我が子を虐待してしまうことにもなりかねません。
制御のきかない行動をしてしまった、あるいは、してしまいそうになったことで、更に罪悪感を感じ、ストレスのスパイラルから抜け出せなくなり、一人だけで悩みを抱えてしまってはいませんか?

何事にもうまくいったりいかなかったりすることがありますが、特に子供ができるとそれは顕著になります。
と言うより、そもそも育児しながらの生活を、思ったとおりに進めるなど、なかなかできるものではありません。 特に、出産して間もない頃であれば、慣れない生活やホルモン分泌の影響も加わり、育児に対する精神的な余裕を維持することさえ難しいことも少なくありません。

そんなときは、自分だけで悩みを抱えっぱなしにはせず、パートナーや家族、地域の子育て支援センターや市町村のカウンセラー等、話をすることが出来る場所を見つけ、ほんのちょっとだけ勇気を出して、今の状態・事実を話してみてください。

育児ノイローゼの原因

育児ノイローゼの“ノイローゼ”とはいわゆる神経症の事を言います。
育児に携わったことのある人ならほとんど誰しもが感じたことのある、育児に関わるストレスが過剰にたまってしまった状態です。

神経症とは、原因が内臓の疾患などに因らない精神的な疾患で、軽度のパニック障害、不安障害や強迫性障害などを伴います。

治療には、カウンセリングを基本とした抗不安薬や抗うつ剤を用いる“薬物療法”や“精神療法”といった方法が効果的と言われています。

育児ノイローゼの症状

  • 話しかけても反応が鈍い
  • 一日中ボーっとしている様子
  • 目つきがうつろ
  • パニック・思考能力・集中力の低下・物忘れ
  • マイナス思考・悲観的
  • 意欲の低下
  • 興味関心ごとへの意識の低下
  • 睡眠障害
  • 外出せず引きこもりがち
  • 過食や極端な食欲の減少

産後うつと育児ストレス

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産後のマタニティブルーから抜け出せずに産後うつ病となってしまった場合などは、特に育児ストレスへの注意が必要です。

出産という大きな経験の直後は体力の消耗も著しく、そこに、不慣れで休みのない育児(生活環境・リズムの大きな変化)に追われることで、育児ストレス・ノイローゼに至ることもあります。

【産後うつ】マタニティブルーから抜け出せない?!

産後2~3日あたりからのホルモン分泌の急激な変化により、マタニティブルーと呼ばれる精神的に不安定な時期が訪れます。

これは、ホルモン分泌を急激に変化させて、母乳育児ができるように切り替えていくために必要な身体の適応変化によるものです。
通常は1~2週間で自然に収まりますが、ブルーな気分から抜け出せず落ち込み続けているなどして、“産後うつ病”に至るケースも少なくありません。

このホルモンの急激な変化はメンタル面への影響が大きいため、特に周囲の理解・フォローが重要となります。

【育児ストレス脱却☆】育児ノイローゼになってしまう前に

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1.リフレッシュのコツをつかもう

不慣れな育児で疲労困憊も限界なのに、赤ちゃんがなかなか寝付いてくれない、夜泣きが終わらない、などなど…。
それでも、赤ちゃんが泣きわめくと何とかしなくてはいけないと、癇癪が収まるまで傍にいたり抱き上げたり…。

しかし、そんな精神的に余裕のない状態で、泣きわめく赤ちゃんをなだめたり、あやしたりしていてもうまく行くはずがありません。

イライラや精神的にひっ迫した状況が続き、強いストレスとなってしまった場合、幼いわが子への虐待を招いてしまう危険性も考えられます。

そんな時は、気持ちを切り替えるために一旦リフレッシュしてみましょう。

赤ちゃんの泣き声でうまく気分転換が図れないなら、勇気を出して、ほんの2,3分でもその場を離れてみるのも効果的です。

2.赤ちゃんにリズムを合わせよう

「カンペキに家事をこなす等」のノルマを自分に課せないようにしましょう。

赤ちゃんとの生活は思いどおりにならないことの連続があたりまえ。
今まで普通に出来ていたことが出来なくなるものなのです。
完璧主義の人にとっては非常に辛い事と言えますが、それは決してあなたのせいではありません。

考えてみてください。
赤ちゃんも、赤ちゃんのいる生活も、“効率的”や“合理的”といった言葉とは無縁なのです。
“計画性”とも縁が遠く、ママのお掃除やお洗濯の予定だって関係ありません。
赤ちゃんにしてみれば、とにかくいつもママに抱っこされてママを感じられないと心細くてしょうがない、ただそれだけなのです。

多少お部屋が散らかっていても、お洗濯がたまっていても、気にすることはありません。
最初は赤ちゃんのペースに合わせるように、赤ちゃんとの時間を最優先に考えてみてください。
そうしていくことで少しずつ新しい生活リズムが掴めてくるはずです。

パパのフォローが何より!だけど男性だって産後うつにご用心…

育児ノイローゼの経験のある女性から、『“夫の行動”が育児ノイローゼの原因』と言われることも多々あることも考えると、“パパの存在”は重要なキーワードであるとも言えます。

それは裏をかえせば、育児への理解や共感、支えが欲しいというサイン。

たとえ仕事で疲れていたとしても、『自分だけじゃない』と言い聞かせ、妻の気持ちや言葉に耳を傾けてみてください。

ちょっとしたねぎらいの言葉も、単純に休憩を促す言葉だけではなく、自分が代わるなど家事の労力を軽減する提案を織り交ぜてみてください。

本当は家事をもっとちゃんとこなしていきたいのに、育児疲労などで、自分が何をしてほしいのか、それさえうまく伝えることできなくて、軽く気が立った状態になってしまっている場合も少なくないのです。

それをそのまま、ついつい売り言葉に買い言葉で口論にしてしまっては、ママはもとより、パパの心にも良い影響はありません。

パパのマタニティブルー

女性の、妊娠初期や出産後、ホルモン分泌の急激な変化によって精神的に不安定な状態に及ぶマタニティブルー。
広く知られているところですが、実は男性にも、比較的高い割合でそのような症状が見られることがあると言われています。

また、新米ママ&パパの「マタニティブルー」は互いに影響しあう傾向があり、女性が発症すると男性も発症することが多いとのこと。

家族に対する責任感から来る重圧なども原因の一つとなっているようですが、男性のマタニティブルー、あるいはうつ的な症状を発症する確率は決して低いとは言えないことから、新米パパのメンタルヘルスの保全にも気を配る必要がありそうです。

著者:渡瀬由紀子

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。
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