遊びが広がる3歳児
「どうして?」「これなぁに?」と、周囲のさまざまなものに興味を持ち始めるこの時期、運動神経も大きく発達。しっかりと歩くことができるようになり、走ったり、階段を上ったり、動きが活発になります。
また、指先が器用になるため、ハサミが使えるようになったり、それまでは、紙に殴り書きしていたのが、線や丸が描けるようになるため、自分なりに考えて絵を描くことができるようにもなります。
さらに、色についての認識が芽生えはじめるため、好きな色のクレヨンばかりを使ってお絵かきをするなんてことも。
記憶力や理解力が発達するのも、この時期の特徴です。
絵本を見る際、絵だけではなく、ストーリーがわかるようになり、お話の登場人物をまねた「なりきり」や「ごっこ遊び」などもはじまります。
このように、3歳になると、動くこと・考えることの両方において、さまざま成長が見られるため、遊びのバリエーションがどんどんふえてくるのです。
3歳児におすすめのアナログおもちゃ
運動神経や、記憶力、理解力が発達するこの時期、遊びからも、その成長を伸ばしてみませんか?
また、どうせなら、パパやママも一緒に遊べるほうが、楽しさを共有できるはず。
ここでは、そんな、大人も楽しめるアナログなおもちゃをご紹介します。
たべちゃうぞ!!-海のなかまたち- (マイアース・プロジェクト)
海の生き物の名前と、いのちのつながり(食物連鎖)を楽しみながら学べるのが、カードゲーム「たべちゃうぞ!!」です。
このカードゲームは、3歳から9歳までの年齢によって、異なる5種類のゲームが楽しめるのが特徴です。
対象年齢が3歳以上の「ちびっこ編」では、「いきものかるた」「いきもの合わせ」「いきものめくり」など、カードを使って理解力や記憶力を養うことができます。
レゴ基本セット 赤いバケツ (LEGO)
世界中の子供に親しまれている「レゴブロック」の、3歳以上を対象とした基本セットです。
レゴ基本ブロックのほか、窓やドア、タイヤ、お花などの部品が揃っているので、でき上がりの写真をまねて作るもよし、オリジナルの乗り物や建物を作るもよし、イマジネーションがふくらむはず。
また、使い終わったら、きちんと赤いバケツに片づけることを、遊びのルールにすることも必要です。
どうぶつしょうぎ (幻冬舎エデュケーション)
状況判断や先を読む力が養われるという、日本で古くから親しまれている将棋を、こんなに可愛くしちゃったのが、「どうぶつしょうぎ」です。
コマは、ライオン・ゾウ・キリン・ひよこの4つだけ。
また、コマの動きを覚えるのが面倒な本来の将棋と違って、コマが進むことができる方向に赤い目印が付いているので、子供でも簡単に遊べます。
ただし、将棋と同様にハマり出すと奥が深いので、パパは熱くならないよう要注意です。
こむぎねんど こむぎんちょ (銀鳥産業)
指先を使った遊びとしておすすめなのが、粘土あそびです。
さらに、この「こむぎんちょ」は、小麦と水と食塩でできているので、小さい子供でも安心して遊ぶことができます。
色鉛筆やクレヨンのように、青・水色・緑・黄緑・赤・桃・橙・黄・茶・紫・白の11色の色が揃っていて、まるで絵を描くように、さまざまなものを作ることができるので、立体感や色彩感覚を養うのにはピッタリです。
はじめてのウノ ミッキーマウスクラブハウス (マテルインターナショナル)
世界中で愛されているカードゲーム「ウノ」の、3歳でも遊べるプリスクールウノです。
カードの大きさは通常の約2倍と、子供にも持ちやすく、また、ルールも簡単でわかりやすくなっています。
また、キャラクターと数字がリンクしているので、遊びながら色や数字を覚えることができます。
ミッキーやミニー、ドナルドといった子供たちが大好きな、ディズニーキャラクターのカードを並べるだけでも楽しい気分になるはずです。